ハビブ・カヤレイ プロフィール

ハビブ・カヤレイ

Habib Kayaleh

才気あふれる優れた教育者、演奏家として名高い氏はエリ・ベンジャミン、ガブリエラ・レンゲル、ルネ・ベネデッティ、ユーディ・メヌーインの各氏に師事し、パリ・コンセルバトワールを首席で卒業した。1988年、スイス・ジュネーブ近郊のクランにカヤレイ・ヴァイオリン・アカデミーをを設立、様々な国から数多くの才能ある学生を受け入れ、優れたコンサートヴァイオリニストを育てている。氏はとりわけ「音の教育者」と称され、これまで世界各地でマスタークラスを開き、ナタン・ミルシュタイン、ヴィクトール・ピカイゼン、イゴール・オイストラフ、イリーナ・バチコヴァ、ドロシー・ディレイなど著名な演奏家や教育者から高い評価と信頼を得てきた。日本には2005年より毎年来日し、専門的かつ論理的な技術の指導はもとより、音楽家としての使命にも言及し、これまで延べ200人以上の若い音楽家たちに希望と指針を与えてきた。氏のパーソナリティともいうべき欧州の伝統に裏打ちされた豊かな音色は通常のレッスンの概念や楽器の枠をこえ芸術的で深い感銘を与えるとして賞賛を浴びている。メディアにも度々取り上げられ、弦楽器専門誌「サラサーテ」ではボーイングやビブラートなどの特集で毎回好評を得ている。